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理念

 歯科矯正学は日々進化しています。新しい技術や理論が矯正治療をより良いものとするために臨床応用されています。矯正歯科における新しいテクノロジーはそれぞれの視点から矯正臨床に貢献しようとしていますが、より広い視野でさまざまなテクノロジーを包括的に取り扱う必要性があるのではないでしょうか。すべてのテクノロジーには利点と欠点があります。つまり単一の技術を応用した取り組みでは、限定的な向上にとどまります。多くの技術の良いところを、効果的にまとめることができるのなら最新テクノロジーの恩恵をより効率良く患者様に提供することができ、また矯正医自身も進化することができます。エドワード・アングルから始まった歯科矯正学の歴史は、今、転換期にきています。新しいデジタル技術が矯正治療の変革の推進を後押しする時が来たのです。

 新しいデジタル技術を矯正歯科に応用する場合、評価の中立性や公正性といった高い倫理性に裏付けされた技術の質的保証が必要です。そのためには矯正専門医のみならず様々な分野(情報技術、社会保障、医療福祉そして経営マーケティング等)の専門家らの協力のもと、科学的な根拠に基づいたDigital orthodontics 概念の普及と推進が欠かせません。

EDUCATION

RESEARCH INTERESTS

2020

The 9th BioDigital Orthodontics Meeting

 

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